応用情報技術者 PR

【応用情報技術者】密結合マルチプロセッサとは何か

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

●密結合マルチプロセッサとは
1つのOSで制御される複数のプロセッサが1つの主記憶装置を共有するマルチプロセッサシステム。

出題された回(平成29年度春期以降)
令和3年度春期

密結合マルチプロセッサの説明

密結合マルチプロセッサとは、複数のプロセッサが1つの主記憶装置を共有し、1つのOSで制御されるマルチプロセッサシステムです。プロセッサとは、命令を処理するハードウェアです。

1つの資源を複数のプロセッサで共有するため、システム全体の性能は向上します。しかし、主記憶へのアクセスが競合するため、プロセッサの数を2倍にすればシステム全体の性能が2倍になるという訳ではありません。

過去問

応用情報技術者 午前試験
令和3年度春期問15

密結合マルチプロセッサの性能が、1台当たりのプロセッサ性能とプロセッサ数の積に等しくならない要因として、最も適切なものはどれか。

ア 主記憶へのアクセスの競合
イ 通信回線を介したプロセッサ間通信
ウ プロセッサのディスパッチ処理
エ 割込み処理

正解と解説

正解は”ア”
密結合マルチプロセッサの性能は、主記憶へのアクセスの競合のため、プロセッサ数と性能の積に等しくなりません。よって、”ア”が正解です。