【基本情報】データベースで勉強することをざっくりまとめた記事

お茶ん太
お茶ん太

この記事では、基本情報のデータベース編でどんなことを学ぶのかを、ざっくり解説します。この記事でデータベースについてざっくり学んだ後に、データベース編の記事一覧から詳細な知識を詰め込んでみて下さい。

関係データベース

データベースとはデータを効率的に使うために、あるルールに則って管理されたデータ群です。代表的なデータベースは関係データベースと呼ばれる、二次元の表形式でデータを管理するデータベースです。下図のようなデータベースが関係データベースですね。基本情報で出題されるデータベースは大体、関係データベースです。

トランザクション処理

関係データベースに対して何かしら処理をするときは、データ同士で不整合が起こらないように、あるルールに則って処理を行う必要があります。このような処理をトランザクション処理と呼びます。

トランザクション処理とは、データベースに対してまとめて行う必要がある操作を一括りにした処理のことで、関係データベースにデータを更新する時は必ずトランザクション処理を実行します。トランザクション処理は全て完了するか、全て行わないかのどちらかで終わらなければならないという性質を持ちます。これを原子性と呼びます。

トランザクション処理は独立する必要があるという性質を持ち、これを実現するために排他制御を行います。排他制御とは、トランザクション処理を実行する間はデータベースをロックしておき、他のトランザクション処理がデータベースにアクセス出来ないようにする技術です。

SQL

さてさて、トランザクション処理について学んだ後は、実際に関係データベースを操作するための言語を学んでいきましょう。SQLは関係データベースを操作するための言語です。SQLを使えばデータの登録・更新・抽出・削除が出来ます。ここでは午前試験で最も出題される「抽出」のSQLを紹介します。

データベースからデータを抽出するときは「Select文」を使います。Select文の基本形は「Select 列名 From テーブル名 Where 条件」です。Fromの後に抽出したいテーブル、Selectの後に抽出したい列を指定します。条件を指定したい場合はWhereの後ろに書きます。

障害対応

データベースには大切なデータが沢山記録されています。なので、障害が発生してもデータが失われないような仕組みが必要になります。

関係データベース以外のデータベース

関係データベースでは表形式で保存できるようなデータしか扱えません。このようなデータを構造化データと呼びます。しかし、近年は写真や動画や音声などの表形式では扱えようなデータも含めた、多種多様なデータを大量に集めて分析し、儲かるチャンスを探そうという手法が流行っています。このような人間には把握できないくらい多種多様で巨大なデータ群をビッグデータと呼びます。ビッグデータは構造化データ以外のデータも扱うため、関係データベース以外のデータベースが使われます。