この記事では、新卒2年目で中堅IT企業から大IT企業に転職した私が、就活や転職でのWebテストで替え玉受験をしない方が良い理由について解説していきます!
簡単に自己紹介
- 25歳で化学系の大学院を卒業したが、研究職に進みたくなくて、従業員数約300人規模の中堅IT系企業に就職。
- もっと給料が欲しい・市場価値を高めたいという理由から社会人2年目の時に転職活動を開始。ちょうど社会人3年目になるタイミングで従業員数約1000人規模の大IT系企業に転職。
Webテストの替え玉受験とは
企業の選考では応募者の頭の良さを測るためにWebテストを実施します。企業が用意した会場で受けるのではなく、各応募者が好きな場所で受けることができる形式を採用している企業も多くあります。家や学校でテストを受けることができるので、就活生の中には頭の良い友達と一緒に受けるという不正をする人もいるみたいです。これがWebテストの替え玉受験です。
替え玉受験はバレるのか?
あなたとあなたの友達が言いふらさなければ、正直言ってほぼバレないと思います。色々な監視ツールがあると噂されていますが、バレないように小細工する方法はいくらでもあります。
また、面接でボロが出ると言いますが、不正をしたけど喋りが上手くて合格できる人もいれば、不正していないのに面接で緊張して自分の力が発揮できずに落ちた人もいるでしょう。Webテストで不正をしようがしまいが、面接に通る人は通るし、通らない人は通らないと思っています。Webテストで必要なスキルと面接で必要なスキルは違うので、分けて考えるべきかなと。
要するに、Webテストの替え玉受験はほぼバレないので、Webテストで自分を過大に見せることは容易なんです。ただ、それでも私は不正するべきではないと声を大にして言いたい!そう思うたった一つの理由を解説します。
叶わない方が良い夢もある
世の野球少年の多くがプロ野球選手を目指して頑張ります。しかし、その夢が叶うのは、ほんの一握りです。そんな環境で、もし、プロ野球選手になる実力が無いのに、不正でプロ野球選手になったとして、その人は幸せになれるでしょうか?答えはNOだと思います。プロ野球球団に入れたとしても、周りの実力が高すぎて練習に付いていけず、いくら頑張っても実力差が縮まらず、たまに試合に出ても結果を出せず苦労するでしょう。
プロ野球の世界に限らず、どんな職業にも、残念ながら上には上がいます。そんな上の世界に間違えて入ってしまうと、どの世界でも苦労します。この苦労の厄介な所は、頑張っても解消されることがない所です。上の世界の人達は努力も人一倍してることが多いですからね。それを上回る努力をして結果を掴み取れる人は少ないでしょう。

企業がWebテストで足切りをするのは、私たちの会社は最低限これ位の頭の良さが無いとやっていけないと判断したからなんですね。活躍できるかどうかではありません。やっていけるかどうかです。Webテストを不正で乗り切った先に待ってる未来は、その会社のピラミッドの最底辺だと理解しておきましょう。
Webテストは友達の多さを見るためのテストなのか?
巷では、Webテストで見ているのは頭の良さではなく、一緒にテストを手伝ってくれる友達の多さだと言われます。
勿論NOです。Webテストの不正受験に必要なのは沢山の友達ではありません。頭の良い1人の友達です。友達が沢山いなくても、たまたま頭が良い友達が1人いれば良いんです。
Webテストが友達の多さを見るためのテストだとしたら、やり方に欠陥が多過ぎるんです。人脈が広いから頭の良い友達も当然いますよ、なのか、1人しか友達がいないけど、その1人がたまたま頭が良いのか、企業側からは判断できません。ね、欠陥でしょう。
なぜ、そんなやり方になっているのか。簡単です。Webテストが友達の多さを見るためのテストではなく、あなた自身の頭の良さを測るためのテストだからです。
鶏口となるも牛後となるなかれ
「鶏口となるも牛後となるなかれ」ということわざがあります。大きい組織の底辺にいるなら、小さい組織で活躍する方が良いという意味です。私はこのことわざが結構好きで、就活の時の職選びのテーマの一つでもありました。プロ野球球団で背伸びしても届かない目標を背負わされるより、草野球チームで楽しんで野球できる方が人生の満足度は上がるんじゃないかなと私は思っています。
サラリーマン人生は40年以上続きます。中学・高校・大学のように3~4年で終わるものではありません。だからこそ、無理せず走り続けることができる環境を選ぶことが大切かなと思っています。そこまで頑張らずに、普通にやってても、70点くらい簡単に取れるようなレベルの会社に入れると、生きやすいと思います。この考え方はWebテストの不正関係なく、企業選びでも活かせる考え方です。凄く給料が高くて成長できるハードワークな会社を選ぶのか、程ほどの給料で程ほどに働ける会社を選ぶのか、どちらが正解ということは無いですが、「鶏口となるも牛後となるなかれ」な考え方もあると知っておくのは大切かなと思います。

周りが自分より頭が良い会社で生きていくのは辛いと思いますよ。Webテストで落ちたことを悪く捉えず、自分には合ってない会社だったから落としてくれたんだなと捉えれたら良いのかなと思います。
まとめ
Webテストで替え玉受験をして困るのは自分自身です。自分の身の丈にあった会社で働けることが人生の幸せに繋がると思うので、等身大の自分が入れる最高の会社に入れる努力をするようにしましょう!