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会社を辞めるべきかの判断基準!やりがい・ワークライフバランス・待遇の3拍子は揃わない

お茶ん太
お茶ん太

この記事では、新卒2年目で中堅IT企業から大IT企業に転職した私が、会社を辞めるか迷った時の判断基準について解説していきます!

簡単に自己紹介

  • 25歳で化学系の大学院を卒業したが、研究職に進みたくなくて、従業員数約300人規模の中堅IT系企業に就職。
  • もっと給料が欲しい・市場価値を高めたいという理由から社会人2年目の時に転職活動を開始。ちょうど社会人3年目になるタイミングで従業員数約1000人規模の大IT系企業に転職。

「やりがい」「待遇」「ワークライフバランス」で判断

会社を判断する基準は沢山あると思います。「残業時間」「有休の取りやすさ」「自分が成長できるか」「面白い仕事か」「給料」「福利厚生」等など。これらの基準はおおよそ「やりがい」「ワークライフバランス」「待遇」の3つに分類できます

就活で会社選びをするとき、「自分が大切にしたいことに優先順位を付けなさい」と言われた人も多いかと思います。ただ、会社選びの基準が多すぎて、難しいと思いませんでしたか?

なので、ここでは、ざっくり「やりがい」「ワークライフバランス」「待遇」の3つに基準を分けて、この3つの順位を付けて欲しいと思います。ただし、必須条件だけは考えておきましょう。例えば、「待遇」は2位だけど、年収は絶対400万円以上みたいな。

そして、残念なお知らせですが、「やりがい」「ワークライフバランス」「待遇」の3つが揃った会社はありません。楽しくて、休みが多くて、給料が高い仕事は無いんです。仮にあったとしても、大勢の人が殺到するでしょうし、辞める人も少ないでしょう。仮にそんな仕事があれば、就職難易度が爆上がりするはずです。

なので、「やりがい」「待遇」「ワークライフバランス」のうち、あなたが最も軽視している要素が欠けているだけであれば、その会社はあなたにとって及第点の会社と考えて良いのでは?と思っています

「やりがい」の優先度が低いのであれば、仕事は全然楽しくないけど、給料は良い、残業も少ない、有休も取れるからOKとする。

「待遇」の優先度が低いのであれば、給料は低いけど、仕事は超楽しくて、休みも取れるからOKとする。

「ワークライフバランス」の優先度が低いのであれば、休みは取れないし、残業は多いけど、仕事が超楽しくて、給料も良いからOKとする。

こんな具合に考えてみると、2つ揃ってる会社って結構良い会社だと思いませんか?良い妥協点かなと私は思っています。

未来の姿と周りの姿も見る

未来の姿を見る

先輩を見てみて下さい。それがあなたの5年後・10年後の姿です。どうでしょう?ここでも「やりがい」「待遇」「ワークライフバランス」を基準に考えてみて下さい。

まずは「やりがい」を想像してみましょう。あなたが今の会社で得られるスキル=先輩が持っているスキルです

20代で得られるスキルは大切です。なぜなら、キャリアはスキルの延長線上にあるからです。30代以降の転職で重要なのは実務経験です。もし、あなたの理想が最新技術を使いこなすエンジニアなのに、20代で得られるスキルが顧客対応力や提案力だとしたら、どうでしょう。あなたの理想のキャリアを築き上げるために必要な開発スキルは身に付かず、あなたにとってはどうでも良いかもしれない顧客対応力や提案力ばかりが身に付きます。

先輩を見て、「こういうキャリアを歩みたいんじゃないんだよなぁ」と思ったら、転職を考えて良いかもしれません

次に「待遇」を想像してみましょう。先輩からいくらもらえてるか聞ければそれが一番ですが、聞き辛いよという方は、会社の平均年収と平均年齢を見てみて下さい。あなたが平均年齢になった時の年収=平均年収です。

最後に「ワークライフバランス」を想像してみましょう。あなたの先輩は定時で帰れていますか?有休を取れていますか?あなたの先輩を見れば、あなたの数年後のワークライフバランスが大体分かります。「先輩みたいな働き方は出来ないなぁ」と思ったら転職を考えて良いかもしれません。

周りの姿を見る

特にライフワークバランスを考えるとき、周りの同期の姿も見てみて下さい。案件によって忙しさが全然違う会社がありますからね。

今は理想のワークライフバランスでも、案件が変わると理想のワークライフバランスが崩れる可能性があります。案件ガチャがある場合は要注意ですね。

辞めるかどうか判断するときは冷静に

会社で嫌なことがあり、辞めようかと思うことがありますよね。ただ、いったん冷静になって欲しいです。その嫌なことが優先度低いことなら妥協しても良いんですよ。3拍子揃えるのは現実的でないからただし、優先度高いことなら辞めることも考えて良いと思うんですよね

まとめ

会社を辞めるという決断は、長い人生の中で考えても重要な決断になるでしょう。だからこそ、辞めるにしても辞めないにしても、後悔しない判断をして欲しいなと思います。

判断に迷うという方にとって、この記事が参考になればうれしいです。