●耐タンパ性とは
機器やシステムの内部構造や仕組みが外部から解析・改造されることを防ぐ性質。
●出題された回(平成29年度春期以降)
令和4年度春期/令和3年度秋期/令和3年度春期/平成30年度秋期/平成29年度秋期
耐タンパ性の説明
耐タンパ性とは、機器やシステムの内部構造が外部から解析・改造されることを防ぐ性質です。
耐タンパ性を高める方法として、外部からの干渉を検出する装置や干渉された時にデータを消去する回路を組み込んだり、外部の人が解読しにくいソースを書く等があります。
応用情報技術者試験での出題例
令和6年度秋期問24、令和4年度春期問23
応用情報技術者
午前試験 令和6年度秋期問24、令和4年度春期問23
マイクロプロセッサの耐タンパ性を向上させる手法として,適切なものはどれか。
ア ESD(Electrostatic Discharge)に対する耐性を強化する。
イ チップ検査終了後に検査用パッドを残しておく。
ウ チップ内部を物理的に解析しようとすると,内部回路が破壊されるようにする。
エ 内部メモリを物理アドレスに合わせて整然と配置する。
正解は”ウ”
令和6年度春期問44
応用情報技術者
午前試験 令和6年度春期問44
ICカードの耐タンパ性を高める対策はどれか。
ア ICカードとICカードリーダーとが非接触の状態で利用者を認証して,利用者の利便性を高めるようにする。
イ 故障に備えてあらかじめ作成した予備のICカードを保管し,故障時に直ちに予備カードに交換して利用者がICカードを使い続けられるようにする。
ウ 信号の読出し用プローブの取付けを検出するとICチップ内の保存情報を消去する回路を設けて,ICチップ内の情報を容易には解析できないようにする。
エ 利用者認証にICカードを利用している業務システムにおいて,退職者のICカードは業務システム側で利用を停止して,他の利用者が利用できないようにする。
正解は”ウ”
令和3年度秋期問40
応用情報技術者
午前試験 令和3年度秋期問40
IoTデバイスの耐タンパ性の実装技術とその効果に関する記述として,適切なものはどれか。
ア CPU処理の負荷が小さい暗号化方式を実装することによって,IoTデバイスとサーバとの間の通信経路での情報の漏えいを防止できる。
イ IoTデバイスにGPSを組み込むことによって,紛失時にIoTデバイスの位置を検知して捜索できる。
ウ IoTデバイスに光を検知する回路を組み込むことによって,ケースが開けられたときに内蔵メモリに記録されている秘密情報を消去できる。
エ IoTデバイスにメモリカードリーダを実装して,IoTデバイスの故障時にはメモリカードをIoTデバイスの予備機に差し替えることによって、IoTデバイスを復旧できる。
正解は”ウ”
外部からの解析を防ぐのが耐タンパ性です。よって、”ウ”が正解です。