●電気泳動型電子ペーパーとは
電気泳動方式で実現した電子ペーパー。
●出題された回(平成29年度春期以降)
令和4年度秋期
電気泳動型電子ペーパーの説明
電子ペーパーとは、紙のような外観を持つ電子ディスプレイです。
電子ペーパーの例に、Kindle等の電子書籍リーダーやデジタル看板があります。
電子ペーパーの仕組み:電気泳動方式
電子ペーパーを実現する仕組みに電気泳動方式があります。
電気泳動型電子ペーパーでは、プラスとマイナスに帯電した白色と黒色の粒子をオイルと一緒に入れたマイクロカプセルを使います。
マイクロカプセルを基盤とカラーフィルターで挟みます。
プラスに帯電した基板上では白色粒子が、マイナスに帯電した基板上では黒色粒子がカラーフィルター表面に集まります。
カラーフィルター表面に集まった粒子が白色であればカラーフィルターの色がそのまま私たちの目に入ります。逆に黒色の粒子が集まればディスプレイが黒色に見えます。
カラーフィルター表面に集める白色粒子と黒色粒子の比率を調整することでディスプレイの色を調節します。
過去問
応用情報技術者 午前試験
令和4年度秋期問11
電気泳動型電子ペーパーの説明として、適切なものはどれか。
ア デバイスに印加した電圧によって、光の透過状態を変化させて表示する。
イ 電圧を印加した電極に、着色した帯電粒子を集めて表示する。
ウ 電圧をかけると発光する薄膜デバイスを用いて表示する。
エ 半導体デバイス上に作成した微小な鏡の向きを変えて、反射することによって表示する。
正解と解説
正解は”イ”
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