この記事では、ファイル管理について、初心者にも分かりやすく、図解付きで丁寧に解説しています!
ファイル管理
- ファイル管理はOSの機能の一つで、コンピュータ上のファイルの保存場所を管理する機能。
- ファイルを入れる箱をディレクトリと呼ぶ。
- ルートディレクトリは最も最上位にあるディレクトリ。
- ホームディレクトリはパソコンにログインした直後にいるディレクトリ。
- カレントディレクトリは操作中のディレクトリ。
- 絶対パスはルートディレクトリから目的ファイルまでの道筋。
- 相対パスはカレントディレクトリから目的ファイルまでの道筋。
ファイル管理とは
ファイル管理はOSの機能の一部で、コンピュータ上のファイルを分かりやすく管理します。Excelやメモ帳みたいな編集したり実行したりするものがファイルで、ファイルを入れる箱がディレクトリです。Windowsではディレクトリをフォルダと言います。フォルダの方が馴染み深いですかね。

ディレクトリの中でも最上位にあるディレクトリをルートディレクトリ、パソコンにログインした直後にいるディレクトリをホームディレクトリ、今操作中のディレクトリをカレントディレクトリと呼びます。ホームディレクトリはこんなものあるんだ、くらいの認識で良いです。

絶対パスと相対パス
目的のディレクトリやファイルへの道筋をパスと言います。ルートディレクトリを起点としたパスを絶対パス、カレントディレクトリを起点としたパスを相対パスと呼びます。

パスの書き方
ルートディレクトリから目的ファイルの「2進数の記事.html」までのパスを絶対パスで指定すると、「\ドキュメント\応用情報\2進数の記事.html」となります。ルートディレクトリから目的ファイルまでに通るディレクトリが\で区切りながら記載されていますね。パス名の先頭が「\」となっている場合、パスを絶対パスで記載しているという意味になります。

カレントディレクトリから目的ファイルまでのパスを相対パスで指定する場合、「応用情報\2進数の記事.html」となります。カレントディレクトリから目的ファイルまでに通るディレクトリを「\」で区切りながら記載します。

相対パスで指定する場合、目的ファイルにたどり着くために一度上の階層に移動しないといけないことがあります。こんなときはパス名の先頭に「..\」と記載します。そうすると、1階層上のディレクトリに移動するという意味になります。なので、パス名は「..\応用情報\2進数の記事.html」となります。今回の例で言うと、「..\」で「ドキュメント」に移動してから「応用情報」に移動するようにしています。

基本情報技術者試験での出題例
サンプル問題問17
基本情報技術者
科目A サンプル問題問17
三つの媒体A~Cに次の条件でファイル領域を割り当てた場合,割り当てた領域の総量が大きい順に媒体を並べたものはどれか。
〔条件〕
(1)ファイル領域を割り当てる際の媒体選択アルゴリズムとして,空き領域が最大の媒体を選択する方式を採用する。
(2)割当て要求されるファイル領域の大きさは,順に90,30,40,40,70,30(Mバイト)であり,割り当てられたファイル領域は,途中で解放されない。
(3)各媒体は容量が同一であり,割当て要求に対して十分な大きさをもち,初めは全て空きの状態である。
(4)空き領域の大きさが等しい場合には,A,B,Cの順に選択する。
ア A,B,C イ A,C,B ウ B,A,C エ C,B,A
正解は”エ”
90Mバイトのファイルの割当て

30Mバイトのファイルの割当て

40Mバイトのファイルの割当て(1回目)

40Mバイトのファイルの割当て(2回目)

70Mバイトのファイルの割当て

30Mバイトのファイルの割当て

よって、割り当てた領域の総量が大きい順に並べるとC、B、Aとなります。
サンプル問題問18、平成30年度春期問17
基本情報技術者
科目A サンプル問題問18、午前試験 平成30年度春期問17
ファイルシステムの絶対パス名を説明したものはどれか。
ア あるディレクトリから対象ファイルに至る幾つかのパス名のうち,最短のパス名
イ カレントディレクトリから対象ファイルに至るパス名
ウ ホームディレクトリから対象ファイルに至るパス名
エ ルートディレクトリから対象ファイルに至るパス名
正解は”エ”
絶対パスとはルートディレクトリから対象ファイルに至るパス名です。
平成29年度春期問18
基本情報技術者
午前試験 平成29年度春期問18
A,Bという名の複数のディレクトリが,図に示す構造で管理されている。”\B\A\B”がカレントディレクトリになるのは,カレントディレクトリをどのように移動した場合か。ここで,ディレクトリの指定は次の方法によるものとし,→は移動の順序を示す。
〔ディレクトリ指定方法〕
(1)ディレクトリは,”ディレクトリ名\…\ディレクトリ名”のように,経路上のディレクトリを順に”\”で区切って並べた後に,”\”とディレクトリ名を指定する。
(2)カレントディレクトリは,”.”で表す。
(3)1階層上のディレクトリは,”..”で表す。
(4)始まりが”\”のときは,左端にルートディレクトリが省略されているものとする。
(5)始まりが”\”,”.”,”..”のいずれでもないときは,左端に”.\”が省略されているものとする。

ア \A → ..\B → .\A\B
ウ \B → \A → \B
イ \B → .\B\A → ..\B
エ \B\A → ..\B
正解は”ア”
アのルートでたどる
①「\A」は(4)に書いてある通り、\の左にルートが省略されているので、ルートから左に行ったAにたどり着きます。そこから「..\B」なので、1階層上に行ってからBに行きます。そして「.\A\B」なので、カレントディレクトリからA、Bと行き、たどり着きたいディレクトリに着くことができました。よって答えはアです。他の選択肢も見てみましょう。

イのルートでたどる

ウのルートでたどる

エのルートでたどる
