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退職の意思を伝えるのがしんどい人へ、あなたの背中を押してあげたい

お茶ん太
お茶ん太

この記事では、新卒2年目で中堅IT企業から大IT企業に転職した私が、超しんどい退職の意思を伝える方法とか気持ちの作り方について解説していきます!

簡単に自己紹介

  • 25歳で化学系の大学院を卒業したが、研究職に進みたくなくて、従業員数約300人規模の中堅IT系企業に就職。
  • もっと給料が欲しい・市場価値を高めたいという理由から社会人2年目の時に転職活動を開始。ちょうど社会人3年目になるタイミングで従業員数約1000人規模の大IT系企業に転職。

なぜ退職を伝えるのがしんどいのか

なぜ退職を伝えるのは、こんなにもしんどいんでしょうか。

理由は簡単で、多くの人は「組織を辞める選択」をしたこと無いからだと思います。今までの人生を振り返ってみて下さい。卒業で組織を抜けたことはあるけど、自らの意思で組織を抜けたことが無い、という人が多いんじゃないでしょうか。真面目な人ほど、どれだけしんどくても、辞めずに卒業するまで頑張ってきたことだと思います。辞めると周りに迷惑をかける、周りに失望されるという思いがあるのだと思います。

そもそも人は辞めるのが苦手

人は社会性のある生き物です。太古の昔から村や地域といった組織を作り、皆で役割分担しながら生きてきました。1人では生きていけないから組織に所属し、組織から除け者にされないように、組織のために頑張って生きる、というのが人間の生き方だったんですね。

組織から抜けるという行為は、人間の本能に反する行動なんですね。だから、とてもしんどく感じる。退職を伝えるのがしんどくない人はいません。退職を伝えるのがしんどいと感じているのは、あなただけじゃない、っていうのをまずは知って欲しいなと思いますしんどく感じるのが当たり前なんですね

会社はあなたを必要としていない

誤解を恐れずに言いますが、会社はあなたを必要としていません。会社が必要としているのは「利益を生み出す者」ですあなたである必要はどこにもありません。あなたが辞めることで、あなたより優れた人が入社するなら、会社は喜んであなたを手放すでしょう。

世の企業の多くが多様性を認めるだなんだ言ってますが、実際は、「多様性は認めるよ、ただし、生産性がある人に限って」という条件付きです。多様性を認めると言いつつ、実際は生産性しか重視していません。悪いことみたいに言ってしまいましたが、会社=利益を追求する組織なので、仕方無いんですね。会社とはこういうものだと知っておきましょう。

一方で、あなたの人生にとってあなたは替えが利かない存在です。もっと言えば、あなたの家族や友人にとっても、あなたは替えが利かない存在であるはずです。

今、あなたがなぜ退職したいと思っているのか、私には分かりません。会社がしんど過ぎるからなのか、あなたの夢のためなのか。いずれにしても、今、退職を伝えるのがしんどくて躊躇しているというのは、会社とあなたを天秤にかけている状態であるということです。会社よりもあなたの人生だったり、あなたの家族や友人の想いを優先して欲しいなと思います。

退職の意思は意外と受け入れられる

安心してください。退職の意思は意外とあっさり受け入れられます。なぜか。会社としても強引に引き止めたり、嫌な顔をするメリットが無いからです。その理由を見ていきましょう。

法律はあなたの味方

まず、法律上、会社があなたの退職を拒否することは出来ません。もしも拒否されたら労働基準監督署に相談してください。100%あなたが勝ちます。

会社もこれを知っています。なので、普通の会社は無理やり引き止めることはしません。負け戦をするようなものですからね。

引き止めが成功することはほぼ無いからあまりしない

退職の意思を伝えるハードルは物凄く高いです。そんなハードルを越えて「退職します」と伝えにきた人の意思が、物凄く固いことを会社も知っています。今更、引き止めても無駄だということも知っているでしょう。実際、引き止めが成功したという話はほとんど聞きません。

だからこそ会社は、強引に引き止めたりせず、相手の意思を尊重して、最後は会社に対して良い印象を持ったまま辞めてもらおうとします。普通の会社は。なぜ、良い印象を持ったまま辞めて欲しいのか、それは出戻りしてくれるかもしれないからです。

退職者の出戻りを期待している

出戻りとは一度退職した人が再び戻ってくることです。出戻り社員はその会社の仕事の進め方やルールを知っているため、他の中途採用者よりも教育コストが掛かりません。

今はどこの会社も人手不足です。多くの会社が出戻り社員を歓迎しています。だから、退職者を強引に引き止めず、良い印象で退職してもらうんですね。

退職の伝え方

退職の伝え方ですが、一般的には、直属の上司に口頭で伝えることです。ただ、上司に声を掛けるのがしんど過ぎて無理って人もいるでしょう。

どうしても無理なら、メールで退職の意思があることを伝えても良いでしょう。メールであれば、ゆっくり文面を考えることができます。メールであっても、直属の上司には伝え辛いという人は、人事部にメールをしても良いかもしれません

メールを送った後、上司との面談とか人事との面談とかは発生すると思いますが、一番最初の「退職の意思を伝える」のハードルはかなり下がるんじゃないでしょうか

法律上、退職の意思を伝える手段やフォーマットは何でもOKです。退職するよってことが伝わればOKなんです。退職代行がまかり通るくらいですから。どんな手段でも良いので、まずは退職の意思を伝えましょう。これさえすれば、後は会社が勝手に動いてくれます。

伝え方が~とかフォーマットが~ってガチャガチャ文句を言われるかもしれませんが、もう辞める会社です。あんまり気にしなくていいと思います。

まとめ

まず知って欲しいのは、退職を伝えるのがしんどいと感じているのはあなただけではない。みんなしんどいと感じているということ。しんどいと感じることが当たり前だということです。周りも自分と同じなんだと知れば、少しは勇気が湧きませんか?

そして、退職の意思はあなたが思っているよりあっさり受け入れられます。なので、安心して欲しいです。怒られるんじゃないか?強引に引き止められるんじゃないか?という不安はきっと杞憂に終わります。

どうしても上司に伝え辛い人はメールを使っても良いかもしれません。あなたが次の人生を送るために、この記事があなたの背中を押せたなら嬉しく思います。