●アクティビティ図とは
UMLの1つで、業務やシステム処理の流れを表した図。
・処理の分岐
・並行処理
・処理の同期
を表現できる。
●出題された回(平成29年度春期以降)
令和4年度春期/令和3年度秋期/令和2年度秋期/平成29年度春期
アクティビティ図の説明
アクティビティ図とは、UMLの一種で、業務の流れやシステムの処理の流れを表した図です。
下図のように、業務の流れや、システムの流れ、並行処理するポイントを表して、システム全体の流れを把握することが出来ます。
過去問
応用情報技術者 午前試験
令和4年度春期問66、平成29年度春期問64
UMLの図のうち、業務要件定義において、業務フローを記述する際に使用する、処理の分岐や並行処理、処理の同期などを表現できる図はどれか。
ア アクティビティ図 イ クラス図
ウ 状態遷移図 エ ユースケース図
正解は”ア”
応用情報技術者 午前試験
令和3年度秋期問47
UMLにおける振る舞い図の説明のうち、アクティビティ図のものはどれか。
ア ある振る舞いから次の振る舞いへの制御の流れを表現する。
イ オブジェクト間の相互作用を時系列で表現する。
ウ システムが外部に提供する機能と、それを利用する者や外部システムとの関係を表現する。
エ 一つのオブジェクトの状態がイベントの発生や時間の経過とともにどのように変化するかを表現する。
正解は”ア”
アクティビティ図は、制御の流れを表現しています。よって、”ア”が正解です。
応用情報技術者 午前試験
令和2年度秋期問46
UMLのアクティビティ図の特徴はどれか。
ア 多くの並行処理を含むシステムの、オブジェクトの振る舞いが記述できる。
イ オブジェクト群がどのようにコラボレーションを行うか記述できる。
ウ クラスの仕様と、クラスの間の静的な関係が記述できる。
エ システムのコンポーネント間の物理的な関係が記述できる。
正解は”ア”
アクティビティ図では、並行処理を含むシステムのオブジェクト(=物)の振る舞いを表現できます。上の例で言うと、オブジェクトとは発注書や商品のことです。よって、”ア”が正解です。