●ウェアレベリングとは
フラッシュメモリの全てのブロックが均等に書き込まれるように書き込み位置を選択する方式。
●出題された回(平成29年度春期以降)
令和5年度春期
ウェアレベリングの説明
ウェアレベリングとは、フラッシュメモリの全てのブロックが均等に書き込まれるように書き込み位置を選択する方式です。ウェアレベリングを使うことでフラッシュメモリの寿命を長く出来ます。
フラッシュメモリは「データの消去」と「データの書込み」を繰り返すことで劣化します。
そこで、特定のブロックにデータの書込みが集中することを避けるように、均等にデータの書込みを行うのがウェアレベリングです。
ウェアレベリングなしの場合では寿命が訪れるブロックが存在しますが、ウェアレベリングありでは全ブロックが均等に使用されるため、満遍なく劣化します。
(参考)フラッシュメモリとは
フラッシュメモリとは、書き込みが可能な不揮発性メモリです。不揮発性メモリとは電源が切れても記録が消去されないメモリです。
フラッシュメモリの例にUSBメモリやSDカードがあります。
過去問
応用情報技術者 午前試験
令和5年度春期問11
フラッシュメモリにおけるウェアレベリングの説明として、適切なものはどれか。
ア 各ブロックの書込み回数がなるべく均等になるように、物理的な書込み位置を選択する。
イ 記憶するセルの電子の量に応じて、複数のビット情報を記録する。
ウ 不良のブロックを検出し、交換領域にある正常な別のブロックで置き換える。
エ ブロック単位でデータを消去し、新しいデータを書き込む。
正解と解説
正解は”ア”
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