●情報銀行とは
個人や企業から預かったデータを管理し、必要な時に他のサービスにデータを提供する取組。
●出題された回(平成29年度春期以降)
令和5年度春期
情報銀行の説明
情報銀行とは、個人や企業から預かったデータを管理し、必要な時に他のサービスにデータを提供する取組です。情報銀行と名がついてますが、銀行は全く関係ありません。
情報銀行の役割は以下の通りです。
- データの収集と管理
個人や企業からデータを収集して一括管理します。 - セキュリティ
預かったデータが漏洩しないように管理します。 - データの提供
データを預託している個人や企業は、必要な時に情報銀行で管理しているデータをサービスに提供します。 - データの収益化
データを預託している個人や企業に対してデータの収益化の機械を提供します。 - データ管理の透明性
データを預託している個人や企業はどのデータを提供するのか制御出来ます。また、データの使用状況を確認出来ます。
情報銀行の例として医療データが挙げられます。
過去問
応用情報技術者 午前試験
令和5年度春期問63
ビッグデータの利活用を促す取組の一つである情報銀行の説明はどれか。
ア 金融機関が、自らが有する顧客の決済データを分析して、金融商品の提案や販売など、自らの営業活動に活用できるようにする取組
イ 国や自治体が、公共データに匿名加工を施した上で、二次利用を促進するために共通プラットフォームを介してデータを民間に提供できるようにする取組
ウ 事業者が、個人との契約などに基づき個人情報を預託され、当該個人の指示又は指定した条件に基づき、データを他の事業者に提供できるようにする取組
エ 事業者が、自社工場におけるIoT機器から収集された産業用データを、インターネット上の取引市場を介して、他の事業者に提供できるようにする取組
正解と解説
正解は”ウ”
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