●グリーン購入とは
製品やサービスを購入する際に、環境への負荷が少なくなるような選択をすること。
●出題された回(平成29年度春期以降)
令和3年度春期/令和2年度秋期
グリーン購入の説明
グリーン購入とは、環境や持続可能性を考慮して製品やサービスを購入することです。
グリーン購入は環境保護や持続可能性の観点から多くの利点があります。例えば、再生可能な資源を使った製品を購入することで、有限な資源の枯渇を防ぎ、生態系への負担も小さく出来ます。また、省エネ家電等を購入することで温室効果ガスの排出を低減して環境への負荷を小さくすることが出来ます。
グリーン購入の例
エコな製品の購入
リサイクル可能な製品、省エネルギーな家電、再生可能エネルギーを利用した電力供給など、環境に優しい製品を購入します。
グリーンラベル製品の選択
特定の環境基準を満たす製品に与えられるエコマークなどのラベルを持つ商品を選びます。
エコな交通手段の選択
交通手段として公共交通機関や燃費効率の良い車を選択します。
グリーンエネルギーの選択
再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力など)を利用する電力プランを選択します。
過去問
応用情報技術者 午前試験
令和3年度春期問65
国や地方公共団体が、環境への配慮を積極的に行っていると評価されている製品・サービスを選んでいる。この取組を何というか。
ア CSR イ エコマーク認定
ウ 環境アセスメント エ グリーン購入
正解は”エ”
環境への配慮がされている製品・サービスを選択する取組がグリーン購入なので、”エ”が正解です。
応用情報技術者 午前試験
令和2年度秋期問65
次に示すグリーン購入基本原則の”製品・サービスのライフサイクルの考慮”に該当する購入例はどれか。
〔グリーン購入基本原則〕
1.必要性の考慮
購入する前に必要性を十分に考える。
2.製品・サービスのライフサイクルの考慮
資源採取から廃棄までの製品ライフサイクルにおける 多様な環境負荷を考慮して購入する。
3.事業者の取組の考慮
環境負荷の低減に努める事業者から製品・サービスを優先して購入する。
4.環境情報の入手・活用
製品・サービスや事業者に関する環境情報を 積極的に入手・活用して購入する。
ア 環境マネジメントシステムを導入し、環境方針,環境対応の責任体制などを定め、環境改善に取り組んでいる企業を、重要な購入先として指定する。
イ 環境や人の健康に悪影響を与えるような物質の使用や排出が削減されており、リユースやリサイクルが可能な製品を選定する。
ウ 製品の購入に当たっては、遊休資産となっている製品や使用頻度が少ない製品の活用などの代替策を検討した上で判断をする。
エ 複数の製品を環境配慮や環境保全効果などの視点で比較するために、製品紹介のWebページ、カタログなどに示されている環境表示を参考にする。
正解は”イ”
環境や人の健康に悪影響を与えるような物質の使用や排出が削減されていることから、資源採取や廃棄に対して考慮されていることが分かります。また、リユースやリサイクルが可能な製品を選定するという記述からも廃棄に対しての考慮が伺えるので、”イ”が正解です。