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【応用情報技術者】協調フィルタリングとは何か

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●協調フィルタリングとは
ECサイト等で使われているオススメ機能のアルゴリズムの一つで、同じような趣味嗜好の人が買いそうな商品をオススメする手法。

出題された回(平成29年度春期以降)
令和3年度春期

協調フィルタリングの説明

協調フィルタリングとは、ECサイト等で使われているオススメ機能のアルゴリズムの一つで、ユーザーの行動履歴や好みから、ユーザーが興味深いと思うアイテムを推薦する手法です。

協調フィルタリングのアプローチ方法

協調フィルタリングにはユーザー特性の類似性からアプローチする方法と、アイテム特性の類似性からアプローチする方法の2種類があります。

ユーザーベース協調フィルタリング

ユーザーベース協調フィルタリングでは、ユーザー間の類似性に着目して、同じような嗜好を持つ他のユーザーが好きな商品を推薦します。

例えば、ユーザーAとユーザーBが似たような商品を評価している場合、ユーザーBが購入している商品をユーザーAに推薦します。

アイテムベース協調フィルタリング

アイテムベース協調フィルタリングでは、アイテム間の類似性に着目して、同じような特性を持つ他のアイテムを推薦します。

例えば、ユーザーAが映画Xを評価した場合、映画Xと似たような特性を持つ映画をユーザーAに推薦します。

過去問

応用情報技術者 午前試験
令和3年度春期問63

レコメンデーション(お勧め商品の提案)の例のうち、協調フィルタリングを用いたものはどれか。

ア 多くの顧客の購買行動の類似性を相関分析などによって求め、顧客Aに類似した顧客Bが購入している商品を顧客Aに勧める。

イ カテゴリ別に売れ筋商品のランキングを自動抽出し、リアルタイムで売れ筋情報を発信する。

ウ 顧客情報から、年齢、性別などの人口動態変数を用い、”20代男性”、”30代女性”などにセグメント化した上で、各セグメント向けの商品を提示する。

エ 野球のバットを購入した人に野球のボールを勧めるなど商品間の関連に着目して、関連商品を提示する。

正解と解説

正解は”ア”
購買行動の類似性を分析して同じような顧客が購入している商品を勧めるのが協調フィルタリングなので、”ア”が正解です。