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【応用情報技術者】コアコンピタンスとは何か

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●コアコンピタンスとは
競合他社に負けないような能力。

出題された回(平成29年度春期以降)
平成31年度春期

コアコンピタンスの説明

コアコンピタンスとは、競合他社に負けないような能力のことで、成功を生み出す能力です。コアは「核となる」、コンピタンスは「能力」という意味があります。

コアコンピタンスには以下の3つの条件があります。

①顧客に利益をもたらすことが出来る能力
②競合他社が簡単に真似できない能力
③色々な商品や市場に能力を発揮できる能力

コアコンピタンスの事例

本田技研工業株式会社

本田技研工業は世界のHONDAとして知られ、オートバイの販売台数は世界トップ、自動車の販売台数は世界7位を誇ります。本田技研工業の創始者である本田宗一郎氏はエンジンの開発に命を掛けました。

そんな本田技研工業のコアコンピタンスは「エンジン」です

本田技研工業はエンジン技術をオートバイや自動車だけでなく、草刈り機や除雪機といった小さな機械にも応用しています。

富士フィルム株式会社

富士フィルムは写真のフィルムで成功を収めましたが、デジカメや携帯電話の普及によって写真フィルムの需要が減少していきました。

そこで、富士フィルムは写真フィルムの開発で培った精密で高機能な材料を武器に、化粧品やバイオ薬品の分野に挑戦、結果を残していきました。

富士フィルムのコアコンピタンスは「精密で高機能な材料」という訳です。

過去問

応用情報技術者 午前試験
平成31年度春期問67

コアコンピタンスに該当するものはどれか。

ア 主な事業ドメインの高い成長率

イ 競合他社よりも効率性が高い生産システム

ウ 参入を予定している事業分野の競合状況

エ 収益性が高い事業分野での市場シェア

正解と解説

正解は”イ”