●CRUDとは
ほぼ全てのシステムが持つ4つの重要機能の頭文字を取ったもの。
・Create:データを新規で作成する
・Read:データを参照する
・Update:データを更新する
・Delete:データを削除する
●出題された回(平成29年度春期以降)
令和3年度秋期
CRUDの説明
CRUDとは、ほとんど全てのシステムが持つ4つの重要な機能であるCreate(生成)、Read(読み取り)、Update(更新)、Delete(削除)の頭文字を取ったものです。
・Create:データを新規で登録する
・Read:データを参照する
・Update:データを更新する
・Delete:データを削除する
CRUDマトリクス
CRUDマトリクスとは、システムの各機能においてCRUDの有無を一覧にした表です。
受注データの登録と検索が出来るシステムを例にCRUDマトリクスを考えます。
受注データを登録する機能では、既に登録されている顧客データや商品データを参照し、受注データを登録したり、編集したり出来ます。
なので、受注登録機能におけるCRUDは下表のようになります。
また、受注データを検索する機能では、登録されている顧客データや商品データと共に、受注データを参照します。
なので、受注検索機能におけるCRUDは下表のようになります。
このように、各機能でそれぞれのデータを生成・参照・更新・削除するかどうかを表にまとめることで、より分かりやすくそれぞれの機能の確認が出来ます。
過去問
応用情報技術者 午前試験
令和3年度秋期問46
CRUDマトリクスの説明はどれか。
ア ある問題に対して起こり得る全ての条件と、各条件に対する動作の関係を表形式で表現したものである。
イ 各機能が、どのエンティティに対して、どのような操作をするかを一覧化したものであり、操作の種類には生成、参照、更新及び削除がある。
ウ システムやソフトウェアを構成する機能(又はプロセス)と入出力データとの関係を記述したものであり、データの流れを明確にすることができる。
エ データをエンティティ、関連及び属性の三つの構成要素でモデル化したものであり、業務で扱うエンティティの相互関係を示すことができる。
正解は”イ”
CRUDマトリクスとは、各機能がどのエンティティ(データが入ったテーブル)に対して生成・参照・更新・削除するかをまとめた一覧表です。よって正解は”イ”です。