応用情報技術者 PR

【応用情報技術者】DisplayPortとは何か

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

●DisplayPortとは
PCとディスプレイを接続するケーブルの1種。
・映像と音声データを送れる
・最大240Hzのリフレッシュレートに対応
・解像度が高いディスプレイに対応
・著作権保護の機能を持つ

出題された回(平成29年度春期以降)
令和元年度秋期

DisplayPortの説明

DisplayPortとは、PCとディスプレイを接続するケーブルの1つで、他のHDMI・DVI・VGA等のケーブルに比べて性能が良いです。

接続ケーブルの差込口の形はこんな感じです。

DisplayPortの特徴はこんな感じです。
①映像と音声データを送れる
②最大240Hzのリフレッシュレートに対応
③解像度が高い8K画質に唯一対応している
④著作権保護の機能を持つ。

リフレッシュレートとは、モニターの画面更新頻度のことです。240Hzだと、1秒間に240回画面を更新していることになります。パラパラ漫画は枚数が多くて、パラパラが速いほど滑らかに動いているように見えます。それと同じで、リフレッシュレートが大きい方が映像が滑らかに見えます。ちなみに、一般的なディスプレイのリフレッシュレートは60Hzで、PCでゲームをする人のディスプレイのリフレッシュレートが144Hz~240Hzです。普通に使う分には過多な機能かもしれません。

また、DisplayPortは解像度が高いモニターに対応しています、つまり、大容量のデータを送信するのが得意ということです例えば、HDMIはデータを1つずつ送っていますが、DisplayPortはデータをある程度まとめて送っています。物を1つずつ送るか、複数個を段ボールに梱包してから送るかみたいな感じです。

通信の速度が同じ場合、梱包してから送る方が遥かに多くのデータを送れますよね。ちなみに、ある程度データをまとめることをパケット化と言います。

また、DisplayPortはHDCPという著作権保護の機能を持ちます。HDCPはPC等の映像再生機器とディスプレイ間のデータの送受信を暗号化して、不正にコピーされるのを防ぐ技術です。

過去問

応用情報技術者 午前試験
令和元年度秋期問11

PCとディスプレイの接続に用いられるインタフェースの一つであるDisplayPortの説明として、適切なものはどれか。

ア DVIと同じサイズのコネクタで接続する。
イ アナログ映像信号も伝送できる。
ウ 映像と音声をパケット化して、シリアル伝送できる。
エ 著作権保護の機能をもたない。

正解と解説

正解は”ウ”

ア:DVIとDisplayPortは差込口の断面が違います。
イ:DisplayPortはディジタル専用です。
エ:HDCPという著作権保護の機能を持ちます。

応用情報技術者試験に関する他の記事