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【応用情報技術者】デューデリジェンスとは何か

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●デューデリジェンスとは
ビジネスや投資の取引を行う際に、取引先の詳細な調査や分析をすることでリスクやリターンを評価する行為。

出題された回(平成29年度春期以降)
令和4年度秋期

デューデリジェンスの説明

デューデリジェンスとは、ビジネスや投資の取引を行う際に、取引先の詳細な調査や分析をすることでリスクやリターンを評価する行為です。

デューデリジェンスで調査する内容には以下のような事項があります。

取引先の財務情報
・資産や負債の評価
・売上高と利益率

法的情報
・コンプライアンス的に問題がない企業かどうか

合併や買収関連の情報
・買収価格や期待できる利益

デューデリジェンスの例

デューデリジェンスに関する面白い話に、世界的有名な投資家であるウォーレン・バフェットが中国の電力会社であるCNOOCに投資した際の話があります。

この取引は巨額の投資であったため、バフェットはCNOOCに対して綿密な調査を行いました。CNOOCに対する調査の中で、バフェットは経営陣と会話をする機会がありました。会話の中で経営陣が行った経営論の説明にバフェットは感銘を受けました。

CNOOCの経営陣は石油の生産におけるリスクを説明するのに、中国の歴史的な戦略的陣地である「長城」を引用しました。彼らは「我々はリスクを適切に管理し、エネルギーの宝庫を守り抜くための現代の長城の守り手です」と語りました。

バフェットはこの話に感銘を受けて最終的にCNOOCへの投資を決定して成功しました。

このように、デューデリジェンスは資産や収益性などの数字だけではなく、経営者のビジョンやリーダーシップにも焦点を当てることもあります。組織のマインドがビジネスの成功に重要だからです。

過去問

応用情報技術者 午前試験
令和4年度秋期問67

M&Aの際に,買収対象企業の経営実態,資産や負債,期待収益性といった企業価値などを買手が詳細に調査する行為はどれか。

ア 株主総会招集請求

イ 公開買付開始公告

ウ セグメンテーション

エ デューデリジェンス

正解と解説

正解は”エ”