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【応用情報技術者】IPsecとは何か

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●IPsecとは
IP(Internet Protocol)のセキュリティを高めたバージョン。

●出題された回(平成29年度春期以降)
令和3年度秋期/令和2年度秋期

目次
  1. IPsecの説明
  2. 過去問

IPsecの説明

IPsecとは、IP(Internet Protocol)のセキュリティを高めたバージョンです。
ちなみに、IPとはインターネット通信をする時に使われるプロトコルで、
IPsecはIP Securityの略です。セキュリティを高めたIPという名のままですね。

IPsecは認証ヘッダ(AH)や暗号ペイロード(ESP)等の複数のプロトコルが組み合わさって出来たプロトコルで、AH、ESPはデータが改ざんされていないか認証を行うプロトコルです。

また、IPv6では、ネットワーク層で暗号化するのにIPsecが使われています。

過去問

応用情報技術者　午前試験
令和3年度秋期問43

OSI基本参照モデルのネットワーク層で動作し、”認証ヘッダ(AH)”と”暗号ペイロード(ESP)”の二つのプロトコルを含むものはどれか。

ア　IPsec　　　　　イ　S/MIME　　　　　ウ　SSH　　　　　エ　XML暗号

正解と解説

正解は”ア”
IPsecは、ネットワーク層で動作し、認証ヘッダ(AH)と暗号ペイロード(ESP)を含む複数のプロトコルが組み合わさって出来ています。よって、”ア”が正解です。

応用情報技術者　午前試験
令和2年度秋期問37

PCからサーバに対し、IPv6を利用した通信を行う場合、ネットワーク層で暗号化を行うのに利用するものはどれか。

ア　IPsec　　　　　イ　PPP　　　　　ウ　SSH　　　　　エ　TLS

正解と解説

正解は”ア”
IPsecは、IPv6を利用した通信を行う際、ネットワーク層で暗号化するのに使われます。よって、”ア”が正解です。