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【応用情報技術者】LiDARとは何か

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●LiDARとは
レーザー光を照射し、その反射光から対象までの距離や対象の形状を測定する技術。

出題された回(平成29年度春期以降)
令和5年度春期

LiDARの説明

LiDARとは、レーザー光を照射し、その反射光から対象までの距離や対象の形状を測定する技術です。

LiDARは自動運転の際、障害物を検知するために使われています。

(参考)応用情報に出てくる色々な「波」

応用情報には超音波や電磁波、レーザー光など色々な波が出てきます。
ここでは、それらの違いについてまとめていきます。

音波と電磁波

まず、大きな括りで音波なのか電磁波があります。光は電磁波に含まれます。音波と電磁波の大きな違いは速度です。音波は1秒間に340mしか進みませんが、電磁波は30万km進みます。なので、音波を使ったセンサーは遠距離のものを測定するのが苦手です。

電磁波の波長による違い

電磁波は波長によって名称が変わります。波長とは1つの波の長さです。

例えば、ミリ波の波長は1mm~10mmなのに対して、レーザー光の波長は1μm程ととても小さくなります。

波長が小さいほど対象物の形状を詳細まで検知することが出来ますが、高価になりやすいというデメリットもあります。

過去問

応用情報技術者 午前試験
令和5年度春期問23

車の自動運転に使われるセンサーの一つであるLiDARの説明として、適切なものはどれか。

ア 超音波を送出し、その反射波を測定することによって、対象物の有無の検知及び対象物までの距離の計測を行う。

イ 道路の幅及び車線は無限遠の地平線で一点(消失点)に収束する、という遠近法の原理を利用して、対象物までの距離を計測する。

ウ ミリ波帯の電磁波を送出し、その反射波を測定することによって、対象物の有無の検知及び対象物までの距離の計測を行う。

エ レーザー光をパルス状に照射し、その反射光を測定することによって、対象物の方向、距離及び形状を計測する。

正解と解説

正解は”エ”