●PBPとは
投資した金額が何年で回収出来るかを示した指標
(例)初期投資額が100万円、毎年の回収金額が10万円だとすると、
100万円÷10万円でPBPは10年となる。
●出題された回(平成29年度春期以降)
令和4年度春期
PBPの説明
PBPとは、投資効果の評価方法の1つで、投資した金額が何年で回収出来るかを表す指標です。Pay Back Periodの略で回収期間という意味があります。
例えば、初期投資額が100万円で、毎年10万円回収出来るとすれば、PBPは10年です。
PBPは短い方が優秀な投資だと言えます。PBPが短いということは投資した金額に対する毎年のリターンが大きいということですからね。
PBPは最初の投資額が大きい、不動産投資や設備投資でよく用いられる指標です。初期投資額が物件価格、毎年の回収金額が家賃収入のような感じです。
ただ、家賃収入に関しては建物の築年数の関係で、基本的に下がり続けます。そこら辺の考慮をPBPの計算式に含めるのが難しいという難点もあるみたいです。
過去問
応用情報技術者 午前試験
令和4年度春期問64
IT投資効果の評価方法において、キャッシュフローベースで初年度の投資によるキャッシュアウトを何年後に回収できるかという指標はどれか。
ア IRR(Internal Rate of Return)
イ NPV(Net Present Value)
ウ PBP(Pay Back Period)
エ ROI(Return On Investment)
正解と解説
正解は”ウ”
投資額を何年後に回収できるかを表した指標がPBPです。よって、”ウ”が正解です。
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