●RAIDとは
複数のハードディスクを組み合わせて、まるで1台のハードディスクのように運用する技術のこと。
●出題された回(平成29年度春期以降)
令和4年度春期
RAIDの説明
RAIDとは、複数のハードディスクを組み合わせて、まるで1台のハードディスクのように運用する技術のことです。
複数のハードディスクを組み合わせることで、このような効果が得られます。
- 容量が拡大する
- 負荷を分散させて処理速度を向上する
- 一部が破損してもデータを守る
ハードディスクの組み合わせ方でRAIDの種類が異なりますが、平成29年度春期から応用情報技術者試験で出題されたのがRAID5のみなので、今回はRAID5だけ紹介します。
RAID5
RAID5はデータを複数のハードディスクに保存した上で、それぞれのハードディスクにデータがおかしくなっていないかを検出するのに使うパリティを保存します。なので、RAID5では、ハードディスク1台分パリティを保存していることになります。
過去問
応用情報技術者 午前試験
令和4年度春期問11
8Tバイトの磁気ディスク装置6台を、予備ディスク(ホットスペアディスク)1台込みのRAID5構成にした場合、実効データ容量は何Tバイトになるか。
ア 24 イ 32 ウ 40 エ 48
正解と解説
正解は”イ”
ディスク装置6台のうち、1台は予備ディスクなので、RAID5を構成しているのは5台の磁気ディスクです。また、RAID5ではディスク1台分、パリティの保存に使われているので、データの保存に使える実行データ容量は、8Tバイト×4台=32Tバイトとなります。よって、”イ”が正解です。
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