応用情報技術者 PR

【応用情報技術者】レイトレーシング法とは何か

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

●レイトレーシング法とは
目に入ってくる光を追跡することで、物体の質感や形状を計算し、描画する方法。

出題された回(平成29年度春期以降)
令和4年度春期

レイトレーシング法の説明

レイトレーシング法とは、目に入ってくる光を追跡することで、物体の質感や形状を計算し、描画する方法です。

レイトレーシング法では、このような像を描画出来ます。

レイトレーシング法の仕組み

人が物体を見るとき、光源から発せられた光が物体に反射し、その光が目に入ることで物体を認識できます。

レイトレーシング法では、視点から光源まで光をさかのぼり、物体の情報や光の情報を取得することで、どのように見えるかを計算します。

分かりやすいように、光を線で表現しましたが、スクリーンに映る景色は拡がりを持っています。なので、実際はスクリーンの全ての画素について、どのように見えるか計算しています。

過去問

応用情報技術者 午前試験
令和4年度春期問25

レイトレーシング法の説明として、適切なものはどれか。

ア スクリーンの全ての画素について、視線と描画の対象となる物体との交点を反射属性や透明属性なども含めて計算し、その中から視点に最も近い交点を選択する。

イ スクリーンの走査線ごとに視点とその走査線を結ぶ走査面を作成し、各走査面と描画の対象となる物体との交差を調べて交差線分を求め、奥行き判定を行うことによって描画する。

ウ 描画の対象となる二つの物体のうち、一方が近くに、もう一方が遠くにあるときに、まず遠くの物体を描いてから近くの物体を重ね書きする。

エ 描画の対象となる物体の各面をピクセルに分割し、ピクセルごとに視点までの距離を計算し、その最小値を作業領域に保持することによって、視点までの距離が最小となる面を求める。

正解と解説

正解は”ア”