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【応用情報技術者】SDNとは何か

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●SDNとは
ソフトウェアを用いてネットワーク機器を一括管理すること。

出題された回(平成29年度春期以降)
令和4年度春期/令和3年度春期/平成30年度秋期/平成29年度秋期/
平成29年度春期

SDNの説明

SDNとは、ソフトウェアを用いてネットワーク機器を一括管理することで、ルータやスイッチ等の設定を柔軟に変更できるようにすることです。Software Defined Networkingの略です。

下図のようなイメージで、従来はネットワーク機器をそれぞれ個別に管理していましたが、SDNではOpenFlow等を用いてネットワーク機器を一括管理します。

SDNで重要なのは、ネットワーク機器とそれらを制御する機器が分離されていることだそうです。確かに従来のやり方だと、ネットワーク機器それぞれに制御機器が必要なので、ネットワーク機器と制御機器は分離されてない感じがしますね。

過去問

応用情報技術者 午前試験
令和4年度春期問35

OpenFlowを使ったSDN(Software-Defined Networking)に関する記述として、適切なものはどれか。

ア インターネットのドメイン名を管理する世界規模の分散データベースを用いて、IPアドレスの代わりに名前を指定して通信できるようにする仕組み

イ 携帯電話網において、回線交換方式ではなく、パケット交換方式で音声通話を実現する方式

ウ ストレージ装置とサーバを接続し、WWN(World Wide Name)によってノードやポートを識別するストレージ用ネットワ ーク

エ データ転送機能とネットワーク制御機能を論理的に分離し、ネットワーク制御を集中的に行うことを可能にしたアーキテクチャ

正解と解説

正解は”エ”
データ転送機能とネットワーク制御機能を分離し、ネットワーク制御を集中的に行えるのがSDNです。よって、”エ”が正解です。

応用情報技術者 午前試験
令和3年度春期問35、平成29年度秋期
問35

ONF(Open Networking Foundation)が標準化を進めているOpenFlowプロトコルを用いたSDN(Software-Defined Networking)の説明として、適切なものはどれか。

ア 管理ステーションから定期的にネットワーク機器のMIB(Management Information Base)情報を取得して、稼働監視や性能管理を行うためのネットワーク管理手法

イ データ転送機能をもつネットワーク機器同士が経路情報を交換して、ネットワーク全体のデータ転送経路を決定する方式

ウ ネットワーク制御機能とデータ転送機能を実装したソフトウェアを、仮想環境で利用するための技術

エ ネットワーク制御機能とデータ転送機能を論理的に分離し、コントローラと呼ばれるソフトウェアで、データ転送機能をもつネットワーク機器の集中制御を可能とするアーキテクチャ

正解と解説

正解は”エ”
データ転送機能とネットワーク制御機能を分離し、ネットワーク制御を集中的に行えるのがSDNです。よって、”エ”が正解です。

応用情報技術者 午前試験
平成30年度秋期問35、平成29年度春期
問34

OpenFlowを使ったSDN(Software-Defined Networking)の説明として、適切なものはどれか。

ア 単一の物理サーバ内の仮想サーバ同士が、外部のネットワーク機器を経由せずに、物理サーバ内部のソフトウェアで実現された仮想スイッチを経由して、通信する方式

イ データを転送するネットワーク機器とは分離したソフトウェアによって、ネットワーク機器を集中的に制御、管理するアーキテクチャ

ウ プロトコルの文法を形式言語を使って厳密に定義する、ISOで標準化された通信プロトコルの規格

エ ルータやスイッチの機器内部で動作するソフトウェアを、オープンソースソフトウェア(OSS)で実現する方式

正解と解説

正解は”イ”
データ転送機能とネットワーク制御機能を分離し、ネットワーク制御を集中的に行えるのがSDNです。よって、”イ”が正解です。