●スーパスカラとは
パイプライン処理を複数の演算器に振り分けて並列実行する仕組み。
●出題された回(平成29年度春期以降)
平成31年度春期
スーパスカラの説明
スーパスカラとは、パイプライン処理を複数の演算器に振り分けて並列実行する仕組みです。
パイプライン処理とは
パイプライン処理とは、複数の命令を並列して実行する仕組みです。
命令を実行する処理の方式には「逐次制御方式」と「パイプライン処理」の2種類あります。
逐次制御方式
逐次制御方式とは、命令を1つずつ順番に処理する方式です。
逐次制御方式は前の命令の処理が終わるまで、次の命令の処理を始められないので時間が掛かります。
パイプライン処理
パイプライン処理とは、並行処理出来る領域は並行処理していくことで、複数の命令を同時に実行する方式です。複数の命令を並行して処理出来るため効率良く処理できます。
スーパスカラとは
スーパスカラとは、パイプライン処理を複数の演算器に振り分けて並列実行する仕組みです。
演算器を複数持つことで、複数のパイプライン処理を並行実行出来ます。
過去問
応用情報技術者 午前試験
平成31年度春期問8
スーパスカラの説明として、適切なものはどれか。
ア 一つのチップ内に複数のプロセッサコアを実装し、複数のスレッドを並列に実行する。
イ 一つのプロセッサコアで複数のスレッドを切り替えて並列に実行する。
ウ 一つの命令で、複数の異なるデータに対する演算を、複数の演算器を用いて並列に実行する。
エ 並列実行可能な複数の命令を、複数の演算器に振り分けることによって並列に実行する。
正解と解説
正解は”エ”
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