●SVGとは
W3Cという団体が開発したXML形式で2次元の画像やイラストを表現する方法。
→XML形式はファイルの書き方のルールの1つ。
●出題された回(平成29年度春期以降)
令和3年度春期/平成29年度秋期
SVGの説明
SVGとは、2次元の画像やイラストを表現する方法の1つで、XML形式で表現します。
SVGはScalable Vector Graphicsの略で、直訳すると「拡張性のあるベクトル形式の製図法」になります。
XML形式とは、ファイルの書き方のルールの1つで、マークアップ言語と呼ばれるものです。<〇〇>と</〇〇>で文字列を囲んで、その文字列を装飾したりします。
例えば、<strong>あいうえお</strong>と書くと、「あいうえお」となります。
XML形式を使ってイラストを表現するのがSVGです。XML形式を使っているので、Webサイトでの画像描画にも使うことが出来ます。
下の例では、赤の四角形をXML形式で表現しています。
<svg width=”120″ height=”100″>
<rect width=”100″ height=”100″ style=”fill:red”></rect>
</svg>
画像の表現方法には、ラクタ形式とベクター形式がありますが、
SVG形式はベクター形式の画像表現方法を採用しています。
ラクタ形式は点で画像を表現する方法です。
ベクター形式は座標で画像を表現する方法です。
ベクター形式には画像を拡大縮小しても輪郭が汚くならないという特徴があります。
そんなSVGはW3C(World Wide Web Consortium)という団体が開発したそうです。
過去問
応用情報技術者 午前試験
令和3年度春期問27、平成29年度秋期問25
W3Cで仕様が定義され、矩形や円、直線、文字列などの図形オブジェクトをXML形式で記述し、Webページでの図形描画にも使うことができる画像フォーマットはどれか。
ア OpenGL イ PNG ウ SVG エ TIFF
正解は”ウ”
SVGは、図形オブジェクトをXML形式で記述し、Webページでの図形描画にも使うことが出来る画像フォーマットです。よって、”ウ”が正解です。