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【応用情報技術者】PM理論とは何か

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●PM理論とは
リーダーの為の行動理論で、目標達成と集団維持の2軸で定義している。

出題された回(平成29年度春期以降)
令和4年度春期

PM理論の説明

PM理論とはリーダーの為の行動理論で「P」と「M」のどちらを重視するかで、リーダーシップ行動を定義します。

PとMの説明

P:目標達成機能(Performance function)

メンバーを目標に向かせ、タスクを遂行するための手助けをします。

役割:メンバーに目標と目標達成のための方法を提示して、タスクの遂行に必要なリソースを提供します。
結果:メンバーの目標を達成しやすくすることで、モチベーションが上がり、パフォーマンスが向上します。

M:集団維持機能(Maintenance)

チームの協力性や満足度を維持して、メンバー間の関係性を良くします。

役割:メンバー間のコミュニケーションを円滑にすることで協力し合える体制を作る等してチームの関係性を管理します。
結果:チーム内の雰囲気が良くなることでチーム全体のパフォーマンスを底上げすることが出来ます。

PM理論の活用

PM理論はリーダーがチームを管理するために必要な行動指針を示しています。

今のチームに足りないものを見極めて、目標達成機能を重視すべきか集団維持機能を重視すべきかを考えて行動することによって、プロジェクトの成功確率を上げることが出来ます。

過去問

応用情報技術者 午前試験
令和4年度春期問75

リーダシップ論のうち、PM理論の特徴はどれか。

ア 優れたリーダシップを発揮する、リーダ個人がもつ性格、知性、外観などの個人的資質の分析に焦点を当てている。

イ リーダシップのスタイルについて、目標達成能力と集団維持能力の二つの次元に焦点を当てている。

ウ リーダシップの有効性は、部下の成熟(自律性)の度合いという状況要因に依存するとしている。

エ リーダシップの有効性は、リーダがもつパーソナリティと、リーダがどれだけ統制力や影響力を行使できるかという状況要因に依存するとしている。

正解と解説

正解は”イ”
目標達成能力と集団維持能力でリーダシップを定義しているのがPM理論なので、”イ”が正解です。