フォワードプロキシとは｜応用情報に合格する為の用語集

●フォワードプロキシとは
クライアントPCの代わりにWebサーバとやり取りをするプロキシサーバ。

●出題された回(平成29年度春期以降)
令和元年度秋期

フォワードプロキシの説明

フォワードプロキシとは、クライアントPCの代わりにWebサーバとやり取りをするプロキシサーバです。プロキシには「代理」という意味があります。プロキシサーバは「代理をしてくれるサーバ」ということですね。

パソコンや携帯でWebページを閲覧する時、Webサーバと呼ばれるWebページを集めたサーバからWebページを受け取り、それを画面に表示しています。

この時、WebサーバからWebページを受け取ったり、Webページを画面に表示してくれるのがWebブラウザです。

パソコンがWebページを表示する時、以下のような手順を踏みます。

①WebブラウザがWebサーバに「このWebページ下さい」とお願いする。（リクエスト）
②Webサーバが該当のWebページをWebブラウザに送り、パソコンにWebサイトが表示される。（レスポンス）

フォワードプロキシは、クライアントPCの代わりにWebサーバとやり取りをするプロキシサーバです。

フォワードプロキシを使うメリットは2つあります。

①クライアントPCを危険から守れる
外部のネットワークにあるWebサーバと直接やり取りしなくていいので、クライアントPCを危険な攻撃から守ることが出来ます。

②高速でWebページを表示出来る
フォワードプロキシは一度受け取ったWebページを一定期間保存します。そのため、Webサーバにアクセスする必要が無くなり、Webページの表示に掛かる時間を短縮出来ます。

リバースプロキシも応用情報技術者試験で出題されるので、同時に抑えておきましょう。

凄くざっくり説明すると、Webサーバの代わりにクライアントPCとやり取りをするプロキシサーバをリバースプロキシと言います。

応用情報技術者　午前試験
令和元年度秋期問35

TCP/IPネットワークのフォワードプロキシに関する説明のうち、最も適切なものはどれか。

ア　Webサーバと同一の組織内(例えば企業内)にあって、Webブラウザからのリクエストに対してWebサーバの代理として応答する。

イ　Webブラウザと同一の組織内(例えば企業内)になければならない。

ウ　Webブラウザの代理として、Webサーバに対するリクエストを送信する。

エ　電子メールをインターネット上の複数のサーバを経由して転送する。

正解と解説

正解は”ウ”