●リバースプロキシとは
Webサーバの代わりにクライアントPCとやり取りをするプロキシサーバ。
●出題された回(平成29年度春期以降)
平成31年度春期
リバースプロキシの説明
リバースプロキシとは、Webサーバの代わりにクライアントPCとやり取りをするプロキシサーバのことです。プロキシには「代理」という意味があります。プロキシサーバは「代理をしてくれるサーバ」ということですね。
リバースプロキシの仕組み
①クライアントPCからWebサーバに送信されたリクエストをリバースプロキシが受け取ります。
②リバースプロキシがWebサーバに受け取ったリクエストを送ります。
③Webサーバがリバースプロキシに応答を返します。
④リバースプロキシがクライアントPCに応答を返します。
ここで重要なことは、クライアントPCとWebサーバが直接やり取りをしていないことです。
リバースプロキシを使うメリット
リバースプロキシを使うメリットは3つあります。
1.セキュリティの向上
インターネット上に存在するWebサーバに送信されるリクエストをリバースプロキシが一度受けるので、悪意のあるリクエストからWebサーバを守ることが出来ます。
2.負荷分散が出来る
アクセスが集中してもリバースプロキシが複数のWebサーバにリクエストを分散させるのでアクセス集中によってサーバが落ちる等の障害を防ぐことが出来ます。
3.表示速度の高速化
クライアントに返したWebページをリバースプロキシが一時的に保存するので、2回目以降のアクセスの時は表示速度が速くなります。
(同時にチェック)フォワードプロキシとは
フォワードプロキシも応用情報技術者試験で出題されるので、同時に抑えておきましょう。
凄くざっくり説明すると、クライアントPCの代わりにWebサーバとやり取りをするプロキシサーバをフォワードプロキシと言います。
過去問
応用情報技術者 午前試験
平成31年度春期問35
Webサーバを使ったシステムにおいて,インターネット経由でアクセスしてくるクライアントから受け取ったリクエストをWebサーバに中継する仕組みはどれか。
ア DMZ
イ フォワードプロキシ
ウ プロキシARP
エ リバースプロキシ
正解は”エ”