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【基本情報】デュアルシステムとデュプレックスシステムについて解説

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●この記事で学べること
・デュアルシステム
・デュプレックスシステム
・ホットスタンバイ
・コールドスタンバイ

システムの二重化

システムに障害が発生した場合でも、業務を運用し続けられるように2系統のシステムを構成することを「システムの二重化」と言います。

システムの二重化には2つの方法があります。

  • デュアルシステム   :2系統で同じ処理を行います。
  • デュプレックスシステム:1系統は処理を行い、もう1系統は待機します。

デュアルシステム

デュアルシステムでは2つのシステムで全く同じ処理を行います。

2つのシステムに対して全く同じ処理を行うため、当然結果も同じになるはずです。それなのに違う結果が出てきたら、どこかに異常があるということがすぐに分かります。

また、仮に片方のシステムが故障しても、もう一方が動いているので業務を止める必要がありません。

デュプレックスシステム

デュプレックスシステムも2つのシステムを使って障害に備えます。1つは普通に使う現用系、もう1つは現用系が故障したときに代わりに処理を行う待機系です。

デュプレックスシステムの中には待機系の待機の仕方によってホットスタンバイコールドスタンバイと呼ばれるものがあります。

ホットスタンバイでは、待機系は業務で必要なプログラムをあらかじめ起動した状態で待機しています。一方、コールドスタンバイでは、障害が発生してからプログラムを起動します。

そのため、ホットスタンバイの方が待機するコストが掛かりますが、現用系が故障したとき、コールドスタンバイよりも早く処理を切り替えれます。

ホットスタンバイ :必要なプログラムを起動した(=すぐに使える)状態で待機
コールドスタンバイ:障害が発生してからプログラムを起動する

デュアルシステムとデュプレックスシステムの違い

デュアルシステムもデュプレックスシステムも2つのシステムを用意する点は同じです。

デュアルシステム   :2つとも独立して同じ処理を行う
デュプレックスシステム:1つは普通に処理を行い(=現用系)、もう1つは現用系が故障したときに備えて待機します(=待機系)。

基本情報技術者試験での出題例

平成31年度春期問13

基本情報技術者 午前試験
平成31年度春期問13

冗長構成におけるデュアルシステムの説明として,適切なものはどれか。

ア 2系統のシステムで並列処理をすることによって性能を上げる方式である。

イ 2系統のシステムの負荷が均等になるように,処理を分散する方式である。

ウ 現用系と待機系の2系統のシステムで構成され,現用系に障害が生じたときに,待機系が処理を受け継ぐ方式である。

エ 一つの処理を2系統のシステムで独立に行い,結果を照合する方式である。

正解と解説

正解は”エ”

平成30年度春期問14

基本情報技術者 午前試験
平成30年度春期問14

コンピュータを2台用意しておき,現用系が故障したときは,現用系と同一のオンライン処理プログラムをあらかじめ起動して待機している待機系のコンピュータに速やかに切り替えて,処理を続行するシステムはどれか。

ア コールドスタンバイシステム     イ ホットスタンバイシステム
ウ マルチプロセッサシステム      エ マルチユーザシステム

正解と解説

正解は”イ”

平成29年度秋期問13

基本情報技術者 午前試験
平成29年度秋期問13

デュアルシステムの説明として,最も適切なものはどれか。

ア 同じ処理を行うシステムを二重に用意し,処理結果を照合することで処理の正しさを確認する。どちらかのシステムに障害が発生した場合は,縮退運転によって処理を継続する。

イ オンライン処理を行う現用系と,バッチ処理などを行いながら待機させる待機系を用意し,現用系に障害が発生した場合は待機系に切り替え,オンライン処理を続行する。

ウ 待機系に現用系のオンライン処理プログラムをロードして待機させておき,現用系に障害が発生した場合は,即時に待機系に切り替えて処理を続行する。

エ プロセッサ,メモリ,チャネル,電源系などを二重に用意しておき,それぞれの装置で片方に障害が発生した場合でも,処理を継続する。

正解と解説

正解は”ア”